脳リハ
どうして脳リハをするの?
目的・・・認知症を発症しても状態を維持し、脳機能低下を穏やかにする。
脳の萎縮により、もの覚え・応用・機転・計画立案・創意工夫などの脳機能が衰えてきた状態に対し、廃用性進行することを予防し、脳(前頭葉前頭前野)を活性化させることを目的として支援するリハビリのこと。
プログラム
①健康維持
*毎日の散歩
道に咲いている花を眺め、虫や鳥とふれあい、自然の豊かさを感じ、散歩道を変えることで新鮮さを感じることができる。人と出会うことで社会とのつながりを感じます。身体を動かすことで空腹を感じ食欲も出て食事がおいしくなる。風に当たることで身体の抵抗力がつき風邪をひかなくなる。
②音楽療法
*歌を唄う
喉を大きく開き腹式呼吸することで精神が安定し色々なタイプの曲を聴き唄うことで自身の感情を感じ取る。
*歌詞を朗読する
改めて日本語の素晴らしさを確認する。季節のある歌詞を朗読することで感性が豊かになる。
*身近な人のコンサートを聴く
生演奏を聴くことで演奏者とのコミュニケーションや一体感が生まれ感動につながる。
③園芸療法
*月2回の園芸療法士による指導
鉢植えや箱庭を作りながら植物の香りを感じ、人の心の癒しにつながることも感じながら根が生命力を与えてくれることを学び、完成した作品をリビングに飾り、皆で大事に育てることで共に生きている喜びを見出す。
④回顧録
*冊子を利用して自分の生きてきた道を職員と共に記入する
同世代の人たちと思い出話をすることで、昔のことを懐かしみ、又頑張って生きてきたことを再確認する。家族に自身の思い出をプレゼントする。(できない方は職員が記入)
*若かりし頃の本や道具を参考に思い出話をする
自分と交流があった人の名前を思い出す。昔の暮らしの中で使っていた物の名前を思い出す。
⑤作品を作る
*書道
姿勢を正して精神統一し、集中力を高める。
*飾り物などを作る
手作り作品を部屋に飾る。
⑥今までやったことのないものに挑戦
*パズル・オセロ・麻雀・フォークダンス等
新しいことを覚えることで喜びを感じ、新しい自分を発見する。
⑦記録に挑戦する
*クイズ・カルタ